ターボのオーバーホール・プラス               三菱重工製 TD06H_20RXの強化スラストベアリング

TD06H-20RXのスラストベアリングの破損でお悩みのターボユーザーはいらっしゃいませんか?

その悩み、boostmagic が解決します。

そもそも三菱重工製TDシリーズは1980年代のターボチューニング黎明期から多くのチューニングメーカーやチューニングショップで愛され熟成され今なお第一線で使われ続けるターボである。中でも中核をなすTD05H&TD06Hは1990年代の初めにフルブレードのC型コンプレッサーホイールからハーフブレードのG型コンプレッサーホイールに全面刷新され、18Gや20Gといった名機を生み出した。現代に於いても未だ高いポテンシャルを持つG型コンプレッサーホイールではあるが、さすがに新鮮味に欠けてきた感はある。

三菱重工もこの30年間何も進化してない訳がなく、着実に改良を重ね、OEMとして世界中の自動車メーカーに浸透してる。ただし自動車メーカーの要望に応じたピンポイントの開発を優先させている関係で昔のC型やG型コンプレッサーホイールのような16G, 18G, 20G など選べるようなラインナップを揃えることが困難な状況である。この辺りの体制がGarrettやBorgWarnerなどの海外ターボメーカーと大きく異なる点だ。

ピンポイント開発で特にチューニングカーにマッチしたのがHKSのGTⅢ-RSとTRUST のTD06H-20RXだろう。

GTⅢ-RSはTD05Hをベースにコンプレッサーホイールを最新のCFD解析によってワイドレンジ化、高効率化することで高出力で省燃費を実現化し、多様なエンジンにマッチさせ易いコンプレッサーホイールとなっている。またこのGTⅢ-RSに採用されるHFタイプコンプレッサーホイールはサージングが発生しにくいという素晴らしい利点がある。

TD06H-20RXは名機20Gコンプレッサーホイールの翼入口径と翼出口径を変えることなく翼高を高くすることで吸入空気量を増やしている。20Gを装着している車両ではそのまま改造なしで交換出来て、低中速回転域のレスポンスはそのままに中高回転域の出力がアップする点で非常にコストパフォーマンスが高い。ただし過給圧を高めに使うとスラストベアリングの負担が大きく、ベアリング摩耗が発生するので注意が必要だ。

boost magic ではこのTD05H&TD06H向けに強化スラストベアリングを開発しオーバーホール時に同時に交換することをお勧めしている。スラストベアリングの破損写真をご覧ください。ドリフト競技やダートラ競技など高過給での使用時のTDターボの破損にお困りの方は是非一度ご相談ください。