1987年に誕生した初代 アルトワークス(CM11V)は、F5B型 547cc 3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボを積んだホットモデルとして誕生。以来2代目CN21Sから3代目HA11S、4代目HA12Sまでその走りのDNAは受け継がれ、惜しまれながら2000年12月にその血筋は途絶えた。しかしモデル廃止から15年後の2015年12月、5代目モデルHA36Sが登場し、アルトワークスは復活を果たす。車重わずか670kg。大パワーで稼ぐパワーウエイトレシオよりも、軽量化で稼いだパワーウエイトレシオの方が、運動性能的には遥かにメリットがある。クルマは「軽さが命」ということが、よく分かると思う。残念ながら2021年12月発売のHA97Sではアルトワークスの設定は無くその系譜は消滅した。超コンパクトで軽量なFFママシンを、マニュアルトランスミッションで駆る、これほど面白いドライビングギミックは今後現れることは無いだろう。
なおハイフローターボは純正ターボを加工して製作しますのでコアとなる純正ターボが必要です。(少々破損していても構いません)